くも膜下出血…命を脅かす恐ろしい病気【知ってる?SAH】
脳梗塞

脳梗塞

食事で補給した栄養素は、血管を通して酸素と共に全身の細胞に送り込まれていきます。つまり、血液の流れがあるからこそ私たちの身体は維持されているのです。では、血液の流れが不十分になると血液が足りない細胞はどうなるのでしょうか。血液の流れが滞ることで起こる脳梗塞について解説します。

脳梗塞は脳への血流が足りないと起こる

脳は様々な機能を司る部位が密集する形で構成されています。そのため脳組織が一部でも損傷すると、身体が上手く働かなくなってしまいます。

脳組織を破壊する性質を持った脳血管障害である脳梗塞は、どのようにして発生するのでしょうか。

脳梗塞とは?

血液は酸素やアミノ酸・ブドウ糖などの身体を構成している細胞が必要とする栄養素を全身隅々に送り届ける役目があります。つまり血管は道路で血液は運送トラックに喩えることができます。

しかし、道路が長期に渡って渋滞または通行止めになっていたら運送トラックは荷物を指定の期日に届けることが出来ず、受け取り先も運送会社も大変な迷惑をこうむることになります。このように血管の狭窄・閉塞によって血流が滞ることで起こる脳血管障害が脳梗塞なのです。

原因は何?

脳梗塞を引き起こす血管の狭窄や閉塞は、動脈硬化や高脂血症など高血圧や生活習慣に起因する疾患を原因としています。動脈血管の内壁が硬くなっていく動脈硬化が起こった血管は、内径が縮まり狭窄していくのです。

狭窄した血管は血流量が制限され、血液の滞留を引き起こします。滞留した血液が凝固すると血の塊である血栓を形成してしまいます。血栓は、血流に押し流されているうちに砕けて体中に飛び散ってしまいます。

そして脳動脈に血栓が飛ぶと、脳動脈網の毛細血管が閉塞する原因になってしまうのです。血液中の中性脂肪の量や悪玉コレステロールが標準を上回る高脂血症を起こしていると、アテロームと呼ばれる物質が血管内に発生していきます。

このアテロームは動脈内壁に蓄積して血管凶作を起こすだけでなく、動脈硬化の原因にもなるのです。

脳梗塞の後遺症は?

脳梗塞によって血液の流れが止まった脳組織は細胞単位で破壊されていきます。脳梗塞による後遺症は破壊された脳組織の場所によって千差万別に変化します。

手足の痺れや麻痺、顔面麻痺、視力の低下や失明、失語症や言語障害などの症状が脳梗塞の後遺症として現れます。

また呼吸や覚醒を司る脳幹部が損傷を受けると、意識障害や呼吸困難を引き起こし命に関わる恐れが高まります。

予防に努めよう

脳梗塞は大本の原因となる動脈硬化や高血圧を防ぐことが予防に大きく影響します。食事や運動習慣などの生活内容を見直しと実践を毎日続けることが肝心です。

また、脳梗塞は寝汗で水分が現象して血液が濃縮する朝に起こりやすいため、寝る前にコップ1~2杯の水を飲んでおくと寝汗で失われる水分が補われ血流を維持してくれる働きが期待できます。

寝る前に限らず、水分の補給を充分に行うことは高血圧などの防止にも効果があるので、必ず最低でも一日3リットルの水分を摂取するよう努めましょう。

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