くも膜下出血…命を脅かす恐ろしい病気【知ってる?SAH】
脳卒中

脳卒中

くも膜下出血は医学的には「脳血管障害」という病種に分類されています。しかし医学を学ぶ縁が少ない人には病気の違いは些細なことなのか、「脳卒中」と一括りにされることがほとんどです。この脳卒中とは、正式にはどのような病気なのでしょうか? 脳卒中について紹介していきます。

急激に発生する脳血管の病気、脳卒中について

脳血管の病気の怖さの一つには、「いつ起こるかわからない」ということが言えます。くも膜下出血では強い頭痛が前兆として起こりますが、もし前兆がなく突然発症してしまったらどのような結果に繋がるのか想像に難くないといえます。このような突然に発症する脳血管の病気を脳卒中といいます。

どんな病気か

脳卒中を分かりやすく説明すれば「急性脳血管障害」ということになります。つまり、前兆が見られないまま発症したくも膜下出血や脳梗塞などは全て脳卒中に含まれるものといえます。

脳卒中には「突然発症した(卒)中風(中)を伴う脳の病気(脳)」という意味があります。この「中風」というのは、半身不随・手足の片麻痺・言語障害などを示す言葉で、年配の人が使う「よいよいになった」の「よいよい」のことです。

前兆が見られない!?

脳卒中が怖いのは、急性の病気であるため前兆症状を伴わないということです。前兆症状があれば、自分の身に起こっている異変に気付き早期の治療を受けられる可能性は高まるものです。

しかし、前兆が無ければそのまま病気の進行に気付かないということも充分にありえることです。つまり、脳卒中を早期発見して予防する為には、定期的に脳の精密検査を受けて異常が無いかをしっかり調べる以外に方法は無いのです。

もやもや病と脳卒中の関係

脳底と呼ばれる部位にあるウィリス動脈輪という血管網で、毛細血管網が異常に発達していることで発生する「もやもや病」という病気があります。このもやもや病は、脳卒中の原因になることがあります。

もやもや病は日本人に多く見られる病気で、発症原因が未だ特定できていないため難病指定されています。もやもや病は笛を吹いたり熱いものを吹き冷ましたりする際の過呼吸によって、脱力発作や失神・片麻痺、意識障害などの脳卒中に類似する症状を発生させます。

そのため、小児の脳卒中の原因として挙げられることがあります。成人型のもやもや病は脳出血を症状としてみせるため、くも膜下出血や硬膜下血腫などの原因にもなります。

脳卒中を防ぐには

脳卒中は急激に発症する為、自覚できる前兆を持たないことが最も恐ろしい所であると断言してよいでしょう。そのために、自他共に認める健康な人が脳卒中に倒れてしまうことが繰り返されてきたといえます。

脳卒中を予防する為には、定期的な脳検査と高血圧を防止する生活習慣の徹底が重要になります。脳動脈瘤などの脳血管の異常を発見し、適切な処置を取れば脳血管障害の発病リスクを大幅に低減することに繋がるので、脳ドックなどの検査を受診することは非常に重要です。

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