くも膜下出血…命を脅かす恐ろしい病気【知ってる?SAH】
くも膜下出血,前兆

前兆

どんな病気にも発症に伴う前兆があるものです。風邪ならばくしゃみや咳、胃潰瘍ならば強い胃痛というように病気が起こっている患部に関係のある症状が前兆として起こります。ここでは、くも膜下出血ではどのような前兆・予兆が発生するのかについて解説していきます。

くも膜下出血の前兆……最善を尽くす為に把握しよう

患者が「自分が病気を患っている」ということを知る場合には、病院での精密検査の結果に触れた時と病気の前兆を体感した時の二つが挙げられます。

多くの人は病気の前兆が現れる段になって「病院での精密検査を受けてみようか」という気持ちになるといえます。くも膜下出血の場合、どのような予兆・前兆が現れるものなのでしょうか?

病気の前兆とは何か

ここで言う「病気の前兆」とは、「病気の初期症状」と同義と捉えて構いません。病気には必ず、治療すれば生存率が高い初期から手の施しようがなく痛みを抑える姑息的治療を行なうしかない末期までの段階があります。

初期の段階は熟練の医師でも見逃してしまう場合があるほど病気を患っているとは思えない体調を保つことが多いため、初期症状を前兆・予兆と見做すのです。

くも膜下出血で現れる前兆・予兆

では、くも膜下出血を患うとどのような予兆が身体に現れるのでしょうか?

ひどい頭痛に悩まされる

くも膜下出血の代名詞ともいえる前兆が「激しい頭痛」です。その激しさは「人生最悪の痛み」と形容されるほどに強く、頭痛の発作が起こると立っていられないほどに気持ち悪さを覚えてしまうほどです。

頭痛の発作が続くと夜も眠れないほどに心身を消耗させてしまい、失神・昏睡に繋がるケースも見られます。頭痛の原因はくも膜を通る脳動脈からの出血がくも膜下腔に流れ込み軟膜を圧迫することで起こる「髄膜刺激症状」に関係していると見られています。

視覚に異常が起こる

頭痛以外の前兆としては「物が二重に見える」「片方の目が見えにくくなる」「視界が暗くなる」といった視覚の異常があります。これは、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の膨張によって脳神経が圧迫されることによって起こるもので、一時的もしくは継続的な発作として起こります。

そのため、くも膜下出血の前兆としては「視覚の異常」から「激しい頭痛」の順番で起こります。

自覚できない前兆

病気の症状には患者自身が感じ取れる「自覚症状」と周囲の人が気付く「他覚症状」があります。くも膜下出血の場合は、頭痛の原因ともなっている髄膜刺激症状によって起こる項部硬直やケルニッヒ徴候などの反応が見られます。また、「片側の瞳孔が拡大している」という鏡で見ないと自覚できない予兆も他覚症状であるといえます。

前兆を確認したら…

もしあなたがくも膜下出血の前兆を自覚することになった場合は、必ず医師の診察を受け適切な治療を受けるようにしなければなりません。頭痛はありふれた身体の不調の一つといえますが、そのためにくも膜下出血を見逃してしまったケースは少なくないのです。くも膜下出血は生存率が高くない病気なので、より一層の注意が必要なのです。

  • <くも膜下出血を詳しく知ろう!>前兆・症状や後遺症と生存率・原因も
  • <くも膜下出血発病の原因は何だ?>脳動脈瘤・喫煙や飲酒・高血圧・外傷やストレス
  • <くも膜下出血に関係のある病気>脳内出血・脳卒中・脳梗塞・心筋症
  • <治療・予防のガイドライン>診断・治療や手術・運動/食事による予防
  • <くも膜下出血コラム>リハビリ・有名人の中にも・年齢による違い